青いスタジャン

　さて、昨日の続きでまたまた合格袋を配った僕たち。

　新入生が来る日、ということもあり、構内外ではアパート勧誘の業者が群がる。勧誘は構内立ち入り禁止なのだが、目を盗んで入ってくる業者もあるし、学生を送りこむところもある。

　はっきりいって不愉快な存在なのだ。
　昨日もいくらかは排除した。

　今日・・・

　一年生の1人がこう言った
　「目障りです。排除しましょう」

　ということで、掃討作戦がスタートした。
　生協と共闘戦線を張ったこの作戦は成功し、我らのスタジャンを見ると、勧誘部隊が逃げるまでになった。

　さて、僕はにんまりとして見ていた。
　というのも今回のこと、結構嬉しかったのだ。
　
　まず一つ目。
　生協もまきこんだ、ということである。
　ある意味、僕らの組織と生協は対立していてもおかしくない。今の僕らの延長線上には国があって、彼らだと＊＊党があったりする。
　そのへんは、今の時代あまり意味の無いことだし、僕ら学生にもそんな意識は全く無いから。

　そうそう、話しは戻る。巻き込んだということ。他の組織に協力を頼んで、動かせる一年生がいた、ということ。君の下知でみなが動いた。

　もう1つ。いいだしっぺが一年生だったということ。この手の話は今までだったら僕が出していた気がするから。謎な提案とかさ。豆まきとかさ(笑)
　　
　新入生の目から見れば、なんであんなのが構内にいるんだ？と見えるだろう。それは僕らのプライドが許さん。
　
「ここは、僕らの大学だ！」
　
　こーいうことだ。
　　
　良かった。
　後期もやろうじゃないか。
　えっと。青いスタジャン。
　そうだ！
　これでどう？
　「戦慄のブルー」
　↑はい・・・パクリです(笑)

　僕らのスタジャンを見て、勧誘の目障りな奴らがひっこむ。面白いじゃないか。